「ギャラクシーS3」が公開されたイベントの模様=(聯合ニュース)
「ギャラクシーS3」が公開されたイベントの模様=(聯合ニュース)
【ロンドン聯合ニュース】全世界で大ヒットを記録したスマートフォン(多機能携帯電話)「ギャラクシーS」シリーズの新型モデルが、2012年五輪開催地のロンドンで世界で初めて公開された。
 サムスン電子は3日、ロンドンのアールズ・コート展示センターで新製品を紹介するイベントを開催し、ベールに包まれていた「ギャラクシーS3」を公開した。

 4.8インチのハイビジョン(HD)スーパーAMOLED(アクティブマトリックス式有機EL)を採用した液晶画面(1280×720)やクアッドコア方式の中央演算処理装置(CPU)、800万画素のカメラなど、従来の製品より一段とグレードアップした。重さは133グラム、薄さは8.55ミリ。
 同社無線事業部の申宗均(シン・ジョンギュン)社長は「現在最高の技術力と人間中心の利用性、自然を模したデザインが集約された全く新しいスマートフォン」と紹介し、従来の製品との差別化を宣言した。
 注目されたのはユーザーの顔や目、音声などを認識する「人間中心機能」。ユーザーの目を認識し、画面を見ている間は節電モードに入らない「スマート画面維持」機能のほか、音声で操作できる機能などが採用された。音声は韓国語や英語など8カ国語に対応する。

 受信したショートメッセージを開いた画面の状態で「ギャラクシーS3」を耳に当てれば、自動で相手に電話がかかる機能や不在中の着信などを振動で知らせるさまざまなモーション認識機能も新たに採用された。また、マルチウィンドウ機能、無線充電機能の新技術も追加された。
 5月29日に欧州で第3世代(3G)通信モデルの発売を皮切りに順次、世界市場で発売される。韓国では6月末までに発売することを目標にしている。
 一方、この日のイベントには世界各国の情報通信技術メーカー関係者や取材陣など2000人余りが出席し、「ギャラクシーS3」に対する関心の高さをうかがわせた。「ギャラクシーS」シリーズは全世界で3000万台以上が売れており、後継モデルに対する期待も高まっていた。サムスンはマーケティング効果を最大化するため、7月に五輪が開催されるロンドンを公開場所に選んだ。

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