【ワシントン聯合ニュース】ロンドン五輪の体操男子種目別跳馬で優勝し、韓国体操に五輪初金メダルをもたらした梁鶴善(ヤン・ハクソン)選手を、米テレビ局がサクセスストーリーとして取り上げた。
 米CNNテレビは9日、五輪の話題を伝える際に、梁選手のこれまでの歩みを紹介した。全羅北道の農村で両親とともに小さなビニールハウスに住んでいたが、ロンドン五輪で金メダルを獲得し、「童話の主人公」になったとした。
 また、体操に専念するようにと、LGグループ会長が5億ウォン(約3500万円)の激励金を贈ったほか、SMグループ会長が2億ウォン相当のマンション提供を、農心が自社即席麺の生涯無料提供を約束するなど、韓国で後援の申し出が相次いでいることを伝えた。梁選手は父親の失業後、大韓体操協会からのわずかな収入などで家族を養ってきたが、金メダルを獲得するまでこうした家庭状況を知る人は少なかったという。
 CNNは、梁選手が2010年広州アジア大会の優勝で頭角を現し始め、自ら考案した高難度の技に梁選手の名前がつくなど世界レベルの選手に成長したとしながら、演技する姿を何度も流した。

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