原作を描いた漫画家のHun(本名チェ・ジョンフン)氏が入居し創作活動を行っている京畿道富川市の韓国漫画映像振興院は15日、Hun氏が作品の映画化をきっかけにウェブ漫画の有料化、小説出版、ペーパートイ発売などワンソース・マルチユース(OSMU、一つの情報を複数の目的に利用する)事業に取り組んでいると明らかにした。
ウェブ漫画は映画化直前に韓国のポータルサイトで有料化され漫画本や小説も出版された。ウェブ漫画の英語版は「iBooks(アイブックス)」を通じ3.99ドル(約380円)で配信されている。
同作はインドネシアで出版契約を結んだほか、韓国の漫画販売部門でも上位につけている。キャラクターを紙で製作したペーパートイも発売され、イベントなどで人気を集めている。業界では同作品がOSMU事業で10億ウォン(約8400万円)以上、売り上げるとみている。
韓国漫画映像振興院は新鋭漫画家の創作意欲を高め、事業化のための作業場所や設備などを低価格で貸し出している。同作の人気の高まりを受け、同院には入居が可能か問い合わせが相次いでいるという。
映画「密かに偉大に」は、今月5日の封切りから3日間で観客数が100万人を突破した。祝祭日だった6日に91万9046人を集め、大ヒット作「10人の泥棒たち」が打ち立てた韓国映画の一日最多観客記録(75万9590人)を塗り替えた。
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