夜を徹して救助作業が行われた天井崩落事故の現場=18日、慶州(聯合ニュース)
夜を徹して救助作業が行われた天井崩落事故の現場=18日、慶州(聯合ニュース)
【大邱聯合ニュース】17日午後9時すぎ、韓国南東部、慶州郊外の山間部のリゾート施設にある体育館の天井が大雪のため崩落し、中にいた大学生ら10人が死亡、101人が負傷する事故が起こった。負傷者のうち17人は重傷。
 鋼材などの下敷きになった人たちの救出作業が消防や軍によって夜を徹して行われた。事故対策本部は「今回の事故で被害を受けた学生は113人。3人については、まだ生死の確認ができておらず生き埋めになっている可能性がある」と話す。学生のほかに歓迎行事を担当したイベント会社のスタッフ11人と連絡が取れていないという。
 事故発生当時、体育館では釜山外国語大の学生ら565人が新入生歓迎行事を開いていた。大学などによると、行事の最中に天井に亀裂が見つかり学生らが体育館から避難し始めたが、一挙に天井が崩れた。
 行事に参加していた学生は「体育館内の天井が急にぎしぎしと割れる音がし、沈み始めた。とても驚いて一つしかない出入口にかけ出したところ天井が一気に崩れた」と事故当時の様子を語った。

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