【ワシントン、北京聯合ニュース】韓国の南西部沖で起きた旅客船沈没事故に対し、米国と中国政府、国連事務総長が哀悼の意を表した。乗客乗員475人が乗った旅客船は16日午前に沈没し、17日午前現在、6人の死亡が確認され、290人が安否不明となっている。
 米国務省のハーフ副報道官は16日(以下、現地時間)の定例会見で、旅客船沈没による犠牲者に深い哀悼の意を表し、「米国は必要な支援をする準備ができている」と述べた。米海軍第7艦隊所属の艦艇が捜索、救助作業に乗り出す準備を整えたという。
 また、北京の韓国大使館によると、中国の王毅外相は16日夜、韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官に「旅客船沈没による人命被害に深い哀悼の意を表する」と電報を送った。捜索、救助支援が必要ならば手助けするというメッセージも韓国側に伝えた。
 国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は16日、朴槿恵(パク・クネ)大統領宛の書簡で「事故に対し哀痛の念を禁じ得ない。犠牲者の家族に深い哀悼の意を表する」「韓国政府と韓国国民に深くお悔やみ申し上げる」と述べた。
 修学旅行生が多数巻き込まれたことに触れ、その家族と韓国政府、韓国国民が力を合わせ苦しみを乗り越える上で、国連も寄り添うとの気持ちを伝えた。

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