沈没した旅客船。海洋警察などは行方不明者の捜索を続けている=17日、珍島(聯合ニュース)
沈没した旅客船。海洋警察などは行方不明者の捜索を続けている=17日、珍島(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国南西部の珍島付近で16日に修学旅行生を乗せた旅客船の沈没事故が起こり、大惨事に発展する恐れが高まる中、インターネット上では全ての児童、生徒を対象にした小中高校の修学旅行を廃止すべきだとする声が保護者から上がっている。
 事故発生から2日目の17日、旅客船で修学旅行に向かっていた高校のある京畿道の教育庁ホームページには修学旅行を廃止してほしいとする保護者からのコメントが相次いだ。
 ある保護者は、「学校でも十分教科活動ができる。必ず修学旅行と体験学習、修練活動を廃止してほしい」と要請した。
 同道教育庁ホームページには同日午前10時現在、約200人の保護者が実名で修学旅行の廃止を求めるコメントを掲載し、その数はいまも増え続けている。
 大手ポータルサイト「ダウム」にも同様の請願コメントが掲載され、7000人以上のネットユーザーが賛同し署名している。
 あるネットユーザーは、「以前は協調性を学べ教育的な効果もあったが、いまは事故のリスクも高く、旅行中にいじめや万引きなどの問題も起きている」と指摘した。
 また、修学旅行の実施は法的義務ではないため廃止した上で、政府が別の効果的な方策を提示する必要があると強調した。

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