安藤さんはキム・ヨナさんについて、同時代の選手として争っていたが、自分にはない長所があり、非常に魅力的だと評価。引退を発表したことについては、今までお疲れ様でしたと伝えたいと述べた。
また、キム・ヨナさんには自分にはない柔らかいジャンプと表現力があるとし、一方で自分にも独自の魅力があっため、争うことができたのだと思うと語り、笑顔を見せた。自身の強みについては、受け入れがたいことがあっても、挑戦を続ける情熱と答えた。
ソチ冬季五輪のフィギュアスケート女子でキム・ヨナさんが2位となった採点については、同じ選手の立場としてどのように話せばいいかわからないとした上で、応援する人たちにとっては、判定に問題があると考えるかもしれないが、選手としては何かを言うのは難しく、五輪以外でも同様のことは多々あると説明。結果を実力として受け入れなければならない状況もあり、ソチ五輪では金メダルを取った選手の演技もすばらしかったため、キム・ヨナさんが金メダルだとファンが考えれば、それで十分ではないだろうかと静かに自らの考えを伝えた。
安藤さんは先月、ソウル市内のアイスリンクで開幕した「ボリショイアイスショー」に、9日から11日まで合計3回にわたり出演する。今回は「アベマリア」に合わせた新しいプログラムを披露する予定だ。
また、旅客船セウォル号沈没事故で悲しみにくれる韓国人に対し、お見舞いの言葉も伝えた。安藤さんは先月、韓国KBSの記者からインタビューを受けた後、セウォル号の犠牲者に渡して欲しいとして、自筆の手紙と1000ドルを託した。
悲しんでいる多くの家族にとって小さな慰めになるように願って頼んだと説明し、今回の舞台でも同じ気持ちで滑ると話した。
さらに、キム・ヨナ選手のお陰で韓国に到着した際、多くの人が自分に気づいてくれたとして、今後もアイスショーやイベントで韓国と関わっていきたいと語った。
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