【仁川聯合ニュース】19日午後に開幕する仁川アジア大会で、北朝鮮選手が金メダルを獲得した場合、北朝鮮でどのような報奨を与えられるかに注目が集まっている。
 韓国ではアジア大会の金メダリストには兵役の特例や年金支給などの恩恵が与えられるが、北朝鮮でも同様にかなりの待遇が与えられるとみられる。特に金正恩(キム・ジョンウン)政権はスポーツ強国建設を目標に大々的な投資を行っているため、好成績を挙げた選手への報奨が注目される。
 まず、マンションの提供が予想される。昨年10月、平壌に完成したスポーツ関係者専用の高級マンションには、仁川アジア大会の卓球、重量挙げ、柔道、レスリング、マラソンなどで活躍が期待される選手らがすでに住んでいる。ほかの選手も大会で金メダルを獲得すれば同マンションへ入居する可能性が高い。
 また、高級車が与えられる可能性もある。1999年の世界陸上女子マラソンで優勝した 鄭成玉(チョン・ソンオク)選手にはマンションとともにベンツが贈られている。
 金メダリストには「人民体育人」などの名誉称号が贈られる可能性も高い。人民体育人となれば中央機関で高官に準じる待遇を受け、年金も支給されるという。
 また、金メダリストは金第1書記と直接面会することが予想される。金第1書記は昨年7月にソウルで開かれたサッカーの東アジア・カップで優勝した女子選手らに会い、激励している。
 アジア大会での金メダル獲得は北朝鮮選手にとって富と名誉を同時に手にするチャンスといえる。

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