韓国でのアジア大会開催は1986年のソウル大会、2002年の釜山大会に続き3回目。
今大会は「平和の息吹、アジアの未来」をテーマに、アジア・オリンピック評議会(OCA)加盟全45カ国・地域から選手や役員1万5000人余りが参加。10月4日まで、28の五輪正式競技に野球、ボウリング、クリケット、カバディ、空手、セパタクロー、スカッシュ、武術太極拳を合わせた36競技で439個の金メダルを争う。
約80分間の歓迎行事に続き、午後7時20分ごろ、公式開会式がスタート。朴槿恵(パク・クネ)大統領や国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長、アジア・オリンピック評議会(OCA)のアハマド会長らが出席した。
開閉会式のテーマは「45億の夢、一つになるアジア」がテーマで、韓国映画界の巨匠、イム・グォンテク監督が総監督を務める。「アジアの未来に出会う」とのテーマの開会式公演では45カ国・地域が一つになれるとの希望が表現された。
太極旗(韓国の国旗)掲揚と国歌斉唱に続き、選手団の入場行進がハングル字母の順に行われた。最初にネパールが入場し、日本が29番目、北朝鮮が30番目、中国が31番目、韓国は最後に入場した。
朴大統領が開会宣言し、アジア大会が正式に開幕した。
仁川アジア大会の広報大使を務める人気グループJYJが大会公式テーマソング「Only One」を熱唱した後、韓国の70都市、5938キロをめぐった聖火リレーの最終走者として女優のイ・ヨンエさんが登場。子どもらとともに聖火台に火をともした。
フィナーレは歌手PSY(サイ)さんが世界的ヒットとなった「江南スタイル」を熱唱し、会場を盛り上げた。
翌20日からは本格的なメダル争いが繰り広げられる。中国が9大会連続優勝に挑戦するほか、韓国は金メダル90個以上を獲得し、5大会連続の総合2位を目指す。北朝鮮は12年ぶりのトップ10入りを目標に掲げている。
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