安山常緑(アンサンサンロク)警察署は13日午後6時頃、人質立てこもりの被疑者検挙に関する会見で「被疑者は別居中の妻の浮気を疑い、犯行に及んだ」と述べた。
13日午前9時36分から安山市内のマンションで、48歳男性のA氏と、A氏の高校生の娘2人、A氏の知人の40代女性の計4人を人質にとっていた事件で、5時間後の午後2時30分ごろに警察は現場で犯人の男を逮捕した。
警察によるとA氏は、犯人の男の妻B氏(44)の前夫で、二人の間に娘二人と20歳の息子もいたが、息子は寄宿舎生活のため自宅にはいなかった。
B氏は1994年にA氏と結婚し、2006年に離婚した後、2007年に男と再婚した。昨年8月から男と別居していた。
京畿地方警察庁の人質交渉対応チームは約5時間、男と交渉し続け、午後2時25分ごろに警察特攻隊を突入させ、5分で男を検挙した。
男を検挙した際、A氏はトイレで、A氏の次女は部屋の中で、すでに息を引き取っていた状態だったという。
警察はA氏の死後鑑識をもとに前日夜の9~10時ごろに死んだと推定し、A氏の次女は立てこもりが始まった前後に凶器で殴られたと見ている。正確な死亡時刻はまだ確定していない。
妻のB氏は「再婚した夫が子どもたちを人質にとっている」と警察に連絡した。
しかし男はB氏に「すでに人が死んでいる」と言ったかと思うと、「みんな無事だ」と言うなど、わけのわからないことを言っていた。
男はその後警察に「自首します」と言い、現場にいた刑事が玄関ドアの前に行くと、男が急に電話を切った。内部でどうなるかわからない状況になったと判断し、警察は突入を強行した。
A氏の長女とA氏の知人の2名は無事に救出されたが、精神的ショックを受け、病院で治療を受けている。
警察は男を相手に正確な事件の経緯を調査している。
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