韓国の青瓦台(大統領府)爆破脅迫の被疑者カン某氏(22)は警察捜査で「脅迫文を掲載すれば誰かが通報してくれるだろうと信じてそうした」と通報を意図したと旨の陳述をした。(提供:news1)
韓国の青瓦台(大統領府)爆破脅迫の被疑者カン某氏(22)は警察捜査で「脅迫文を掲載すれば誰かが通報してくれるだろうと信じてそうした」と通報を意図したと旨の陳述をした。(提供:news1)
韓国の青瓦台(大統領府)爆破脅迫の被疑者カン某氏(22)は警察捜査で「脅迫文を掲載すれば誰かが通報してくれるだろうと信じてそうした」と通報を意図したと旨の陳述をした。

 脅迫目的については「大統領府の関係者など責任のある人との接触を望んで」としながらも接触の理由については黙秘権を行使しているという。

 28日、京畿地方警察庁のサイバー捜査隊によると27日午後、仁川空港を通じて入国したカン氏を脅迫および偽計による公務執行妨害容疑で逮捕したと警察は、同日夜8時30分から28日深夜2時までの5時間30分間、カン氏に対する調査を行ったという。

 警察によるとカン氏は去る13日、両親に黙ってフランスに出国。17日から23日まで6度にわたり、SNSに朴槿恵(パク・クネ)大統領の自宅を爆破するなどの脅迫文を掲載したという。

 25日には自身が宿泊していたゲストハウスから5回にわたり大統領府爆破の脅迫電話をかけた。爆破脅迫の目的は大統領府の関係者との接触だった。しかしなぜ接触しようとしたのかについては沈黙している。

 カン氏は「Twitterのメッセージを受け取った人々の中で、誰かが国家情報院や捜査機関に通報すると信じてそうした」とし「過激な言葉を使用したのは政府と接触するための手段だった。実際に危害を加える意図はなかった」と陳述した。

 出国対象国をフランスに選んだことについては「中学在学当時から目的があり、フランスに行く計画を立てていた」としながらも「目的は話すことができない。達成もできなかった」と述べた。

 カン氏は2012年10月に現役兵として軍隊に入隊したが、10か月後に「服務不適応」判断を受け、依家事除隊(家庭の事情による除隊)した。2013年9月からは公益勤務要員として勤務しており、昨年10月に除隊した。除隊後は特別な職業なく家で家族と生活していた。

 カン氏は2013年4月~2014年11月、某病院で精神疾患の治療歴があると警察は説明した。カン氏の父親は警察で「息子が精神科の治療以前も精神がまともではなかった」と述べた。

 警察は精神疾患の治療歴があるカン氏が行ったハプニングと判断して、補強調査を経てカン氏に対する身柄処理するがどうかを決定する方針だ。


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