「病魔と闘う監督へ優勝カップを」 サッカーU-22韓国代表が帰国

急性白血病により、サッカーU-22韓国代表監督から退いたイ・グァンジョン前監督（51）へ優勝トロフィーを捧げると誓った選手団が9日、帰国した。

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　去る7日、タイで開かれた2015タイ・キングスカップでみごと頂点に立ったU-22韓国代表チームは9日早朝5時50分、仁川国際空港へ優勝カップと共に降り立った。

　今回の大会で韓国は、ウズベキスタン（1-0勝利）、ホンジュラス（2-0勝利）に連勝した後、タイと0-0で引き分けで2勝1分けとし、優勝を手にした。韓国がキングスカップで優勝したのは、2012年にホン・ミョンボ前監督が率いていたオリンピック代表チーム以降、3年ぶりとなる。

　特に、今大会前、高熱の症状で帰国したイ・グァンジョン前監督が急性白血病と診断され、指揮官を失ったチームが、一丸となって手にした優勝であり、さらに価値がある。優勝に導いたシム・サンミン（21、FCソウル）をはじめ、選手たちは口をそろえて「キングスカップの優勝トロフィーをイ監督へ捧げたい」と語っていた。

　大韓サッカー協会は去る5日、シン・テヨン（申台龍）コーチを新たに監督として選任。今後、U-22代表チームは来月27日からインドネシアで開かれるアジアサッカー連盟（AFC）U-22チャンピオンシップに出場する。