インターネットにセウォル号行方不明者と犠牲者を性的に卑下する文章を掲載した「日刊ベスト(イルベ)」会員に実刑が確定した。(提供:news1)
インターネットにセウォル号行方不明者と犠牲者を性的に卑下する文章を掲載した「日刊ベスト(イルベ)」会員に実刑が確定した。(提供:news1)
インターネットにセウォル号行方不明者と犠牲者を性的に卑下する文章を掲載した「日刊ベスト(イルベ)」会員に実刑が確定した。

 韓国の最高裁判所は20日、亡くなったセウォル号被害者を素材にわいせつな掲示物を作成してインターネットコミュニティーサイトに掲載した容疑(情報通信網上、名誉棄損および、わいせつ物流布)で起訴されたチョン某(29)氏に対し、懲役1年を宣告した原審を確定した。

 チョン氏はセウォル号沈没から1日後の昨年4月17日から同月20日までセウォル号被害者を侮辱し性的に卑下する掲示物を右翼派のインターネットコミュニティー「日刊ベスト貯蔵所」(イルベ)に計4度にわたり、掲示した容疑で起訴された。

 チョン氏はイルベに口にできないほどひどい性的卑下の掲示物を投稿し、犠牲者を侮辱したことが調査された。

 ソウルのある名門大学国語教育科を卒業し、考試院(コシウォン)で生活してきたチョン氏はネットユーザーらの関心を引くためにこのようなことを行ったことがわかった。

 1審は「罪悪感のない無分別な虚偽の文章を掲載し、セウォル号の犠牲者個人だけでなく社会全体に非常に深刻な被害を及ぼした」とし、懲役1年の実刑を宣告した。これに対しチョン氏は「刑が重い」と控訴したが、棄却された。

 最高裁判所の関係者は「この日の最高裁の判断は、セウォル号の被害者に対する名誉棄損事件のうち、確定判決が下された最初の事例だ」と述べた。



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