北朝鮮が5日、拘束中の韓国人学生チュ・ウォンムン氏を送還する方針を明かした。チュ・ウォンムン氏は米国永住権の保有者で、ニューヨーク大学3学年に在籍する学生だ。ことし4月22日に北朝鮮に不法入国していた。
北朝鮮が5日、拘束中の韓国人学生チュ・ウォンムン氏を送還する方針を明かした。チュ・ウォンムン氏は米国永住権の保有者で、ニューヨーク大学3学年に在籍する学生だ。ことし4月22日に北朝鮮に不法入国していた。
北朝鮮が5日、拘束中の韓国人学生チュ・ウォンムン氏を送還する方針を明かした。チュ・ウォンムン氏は米国永住権の保有者で、ニューヨーク大学3学年に在籍する学生だ。ことし4月22日に北朝鮮に不法入国していた。

 チュ氏は中国・丹東から鴨緑江を越えて北朝鮮に入り、北朝鮮の軍人によって逮捕され平壌(ピョンヤン)に移送、拘束された。北朝鮮はチュ氏拘束後、約10日経った5月3日、抑留事実を公開し、彼を「米永住権保有者」と明らかにした。

 チュ氏は家族と共に米国・ニュージャージー州に居住。高校卒業後にニューヨーク大学に進学した。高校時代は陸上選手として活躍するなど、平凡な学生生活を送っていたと伝えられた。

 チュ氏の拘束移行の行跡は宣教師として拘束された他の韓国国民とは違った。宣教師たちは「反共和国不法行為」などの容疑で司法処理され、裁判を経て無期懲役に該当する「無期教化刑」を宣告されて収監施設に入ったのに比べ、チュ氏は平壌某所で北朝鮮当局の便宜供与を受ける情況が繰り返し捉えられていたのだ。

 チュ氏は拘束直後、CNNとの単独インタビューなど数度の記者会見をおこなっているが、その度にチュ氏は「ベッド3にトイレ1」が整った部屋を使用し北朝鮮の人道的措置を受けていると言及した。

 特に、「逮捕されることを願った。南北関係に貢献できたらうれしい」などの自由な発言をし、注目を浴びたこともある。しかし、チュ氏が記者会見で明らかにした北朝鮮入国の目的以外に特別な理由や北朝鮮入国の経緯に関しては、未だ明らかになっていない。

 チュ氏はこの日午後5時30分、板門店を通して帰還後、捜査当局に引き渡されて国家保安法違反などの容疑で調査を受けた後、司法処理手続きを踏むことになると見られる。

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