演奏するチョ・ソンジン=(聯合ニュース)
演奏するチョ・ソンジン=(聯合ニュース)
【東京聯合ニュース】今年のショパン国際ピアノ・コンクールで韓国人として初めて優勝し、ポロネーズ賞も同時受賞したチョ・ソンジン(21)が23日夜、東京オペラシティコンサートホールでショパンコンクール優勝者リサイタルを行った。 チョは21、22の両日も東京で、NHK交響楽団の定期公演で協演している。 この日のリサイタルでは1600席がほぼ満席となった。チョはショパンコンクールで弾いた「夜想曲 第13番ハ短調」 「ピアノ・ソナタ 第2番変ロ短調『葬送』」「24の前奏曲」などを約1時間40分にわたり披露。観衆はチョの奏でる旋律に引き込まれた。 演奏が終わると熱い拍手が響き渡り、チョはショパンのポロネーズとバッハの曲で会場のアンコールに応えた。アンコールを終えても拍手はしばらく鳴り止まなかった。 観衆はチョの演奏に賛辞を惜しまなかった。音楽の道を考えたこともあるというチョと同い年の大学生は、「涙が出そうなくらい素晴らしい演奏だった。言い表す言葉もないほどだ」と興奮した面持ちで話した。年配の観衆は「ショパンの曲は繊細さが特徴だが、チョ・ソンジンの演奏にはエネルギーとパワーが感じられた。ショパンにこんな面があるのだなと思った」と話した。 リサイタルの休憩時間にはCDを買い求める人が、また閉演後はチョのサインをもらおうとする人が長い列をつくった。 mgk1202@yna.co.kr
Copyright 2015(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0