【ソウル聯合ニュース】一昨年6月に韓国北東部の陸軍部隊の見張り所で銃を乱射し、同僚ら5人を殺害したとして上官殺人罪などに問われた兵長の上告審判決で、韓国大法院(最高裁)は19日、兵長の上告を棄却した。一、二審の軍事裁判所の死刑判決が確定した。 兵長は2014年6月21日、江原道高城郡にある陸軍第22師団の見張り所で同僚らに手りゅう弾を投げて銃を乱射、5人が死亡し、7人が負傷した。兵長は犯行直後に逃走して自殺を図ったが失敗し、逮捕された。裁判では部隊でいじめを受けていたとして情状酌量を求めたが、認められなかった。 韓国政府によると、判決が確定した死刑囚はこれで61人となった。韓国は1997年12月30日の23人を最後に死刑を執行していない。国際人権団体のアムネスティ・インターナショナルは韓国を「事実上の死刑廃止国」と認定している。 kimchiboxs@yna.co.kr
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