中国で飲酒死亡事故起こした北朝鮮領事、北朝鮮実力者の弟だった…事故後も外交官として勤務

北朝鮮の長距離ミサイル発射を祝い、酒を飲んだ状態で運転して中国人3人を死亡させた中国駐在北朝鮮外交官が北朝鮮政界の実力者の弟であることがわかった。

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　29日、アメリカの声（VOA）によると、中国メディアが丹東（タントン）の消息筋の言葉を引用し、「先月7日に飲酒運転をし、交通事故を起こした北朝鮮外交官は北朝鮮瀋陽総領事館丹東代表部のリョム・チョルジュン領事」と報道した。

　VOAは「リョム領事は北朝鮮人民軍総政治局宣伝部局長で政権実力者に属するリョム・チョルソンの弟だ」と伝えた。続けて「北朝鮮当局はリョム領事の代わりに事故被害者側に150万中国元（約2600万円）を賠償金として支給した」とし、「大事故であったにも関わらず、リョム領事が処罰されないのは、リョム・チョルソンの弟だからだ」と推測した。

　リョム・チョルソン氏は軍宣伝の総責任を負う北朝鮮の実力者で、一部では、金正恩（キム・ジョンウン）第1書記の妹、与正（ヨジョン）氏の特別な信任を受けているとされている。

　これを前にリョム・チョルジュンは先月中旬、北朝鮮の長距離ミサイル発射の祝賀会に出席した後、飲酒運転をし、中国人3人が死亡する交通事故を起こした。

　彼は飲酒運転事故後も北朝鮮外交官として勤務していることが伝えられた。