骨肉腫で死去した“韓国ショートトラック”ノ・ジンギュに哀悼メッセージ相次ぐ

韓国ショートトラックの期待株だったノ・ジンギュが23歳という若さでこの世を去り、国内外から哀悼のメッセージが相次いでいる。

アン・ヒョンス（ヴィクトル・アン） の最新ニュースまとめ

　ノ・ジンギュの実姉であるノ・ソンヨン氏（26）は4日午前、ノ・ジンギュのSNSを通じて「ジンギュが4月3日午後8時に旅立ちました。ジンギュが天国へ行けるように祈ってください」とし、ノ・ジンギュの死去を伝えた。

　これに、親友で同僚だったパク・スンヒ（23）は自身のSNSにノ・ジンギュと撮った写真と共に「10歳で出会い、いままで君は本当に良い友達だった。共にした君の姿すべてを忘れない。これからは痛い思いをせず、良い場所で必ず幸せになってね。次の人生でも私たち、必ず友達として会おう。本当にとても会いたい」と追悼文を掲載した。

　全北道庁で活躍中のイ・ウンビョル（24）もSNS「とてもぼんやりとし、心が痛い。本当に誠実で、瞬間瞬間に最善を尽くしていた君はとても素晴らしい選手だった。これまでお疲れ様。尊敬している」と綴り、哀悼の意を示した。

　アン・ヒョンス（ヴィクトル・アン、30）の妻ウ・ナリ（32）はノ・ジンギュと並んで笑った写真と共に「ジンギュさん、空でも笑ってください。約束です。互いに忘れずにいましょう」と伝えた。

　過去、国際舞台でノ・ジンギュと戦った外国人選手たちも相次いでメッセージを寄せた。カナダショートトラックの看板選手チャールズ・ハメリン（31）は「今日は本当に悲しい日」としながら、「最も強力なライバルの一人だったノ・ジンギュがこの世を去ったと…私はショックに陥っている」という文章を掲載。

　英国ショートトラックの国家代表ジャック・ウェルボーン（24）は「偉大だった選手ノ・ジンギュがもう氷上に立つことができなくなった。故人の冥福を祈る」と悲しみを綴った。

　ノ・ジンギュは2014年1月、骨肉腫との診断を受け抗がん剤治療を受けたが、3日、死去した。ノ・ジンギュが患った骨肉腫は骨のがんの一種で、10～20代男性の膝や肘などで最も多く発病する。100万人のうち15人程度発病する珍しい病だ。