【ソウル聯合ニュース】韓国の大ヒットドラマ「太陽の末裔(まつえい)」(原題)でヒロインを演じた女優のソン・ヘギョが20日、ソウル市内のホテル開かれた記者懇談会に出席し、作品への思いや撮影時の様子を語った。 同作は中央アジアの架空の国「ウルク」を舞台に、他人のために献身する陸軍特殊戦司令部大尉のユ・シジン(ソン・ジュンギ)と医師カン・モヨン(ソン・へギョ)を通じ、人生の価値とは何かを問うヒューマンドラマ。 制作費130億ウォン(約12億4000万円)規模の大作で、放送前に撮影と編集を終えた。KBS第2で2月24日に放送が始まり、全国の視聴率が翌週の第3話で20%を、第9話で30%を超えた。14日に放送された最終回は自己最高の38.8%を記録。近年、地上波放送局のドラマ視聴率が低迷する中、40%に迫る高視聴率で幕を閉じた。 ソン・ヘギョは「さばさばした性格のカン・モヨンのおかげで楽しみながら演技をした」と振り返った。 また、「ユ・シジンのようなハンサムだが危険な職業の男性と交際できるか」との質問には「愛の力で克服できるよう、男性が信じさせてくれれば交際できる」と答えた。 以下は一問一答。――同ドラマで大ブレイクした俳優ソン・ジュンギと共演した感想は。「ソンさんはこのドラマに出演したことで、大勢の女性ファンができたと思う。初めて台本を読んだとき、内容も面白かったが、この作品は男性主人公がうまく演じてこそ成功し、それが重要な部分だと思った。ソンさんは見事にその大役を果たし、魅力的だった。共演した私もときめくほどの演技を見せてくれたので、ドラマが反響を呼んだと思う」――たびたび交際説が流れるほどロマンチックなカップルを演じたが。「私だけの力ではなく、共演者との息が合っていたのでうまく描かれた。制作陣が熱心に撮影してくれたおかげだ」――先ごろ、日本の戦犯企業からのCM出演のオファーを断り話題を集めたが。「どのようにして報道されたのかは分からないが、記事が多く書かれ驚いた。私だけでなく、同じ状況になれば誰でもそのような選択をしたと思う。小さい頃、海外旅行で博物館に行くと日本語や中国語、英語の案内書はあったが韓国語版はなかった。誠信女子大の徐ギョン徳(ソ・ギョンドク)教授(韓国広報専門家)と偶然知り合いになり、韓国文化の大切さを知らせる活動があることを知った。まだ分からないことも多く、学ぶべきことも多い。誰がなんと言おうと自分が正しいと思うことは進めていきたい」――カン・モヨンというキャラクターにどのようにアプローチしたか。「脚本を担当した
キム・ウンスクさんも、これまで手掛けた作品のうち、カン・モヨンのように自分の意見をはっきりと言う女性主人公はいなかったと話していた。最初の打ち合わせが行われる前の台本の中のカン・モヨンは立体的ではなかった。キムさんが私と直接会い、私の明るい面を反映させてくれた」――特にときめいたシーンがあったか。「撮影のときは演技に神経を使い、感情の動きをつかまなければならない。瞬時に演技に集中し、各シーンを演じたので撮影時にはよく分からなかった。毎週、女性視聴者と同じようにカン・モヨンに感情移入しながら放送を見た。最もときめいたせりふは『謝りましょうか?告白しましょうか?』だった。演技もよかったし、声もよかった。ウルクで地震が発生したとき、ヘリコプターから降りてカン・モヨンを探すユ・シジンのまなざしも記憶に残る」 hjc@yna.co.kr
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