【ソウル聯合ニュース】韓国と中国で同時放映された韓国の大ヒットドラマ「太陽の末裔(まつえい)」(原題、全16話)の直接、間接的な経済効果が1兆ウォン(約950億円)を超える見通しだ。作品の制作を支援した韓国輸出入銀行の海外経済研究所が29日までに試算した。 「太陽の末裔」はアジアと米国、欧州の32カ国・地域に輸出される予定だ。現時点で確認されている輸出額は約70億ウォンで、このうち中国が400万ドル(約4億3300万円)、日本が160万ドル。韓国ドラマで最高の輸出額を記録した「宮廷女官チャングムの誓い」(韓国初回放送2003年)が87カ国・地域に計130億ウォンで販売されたことを踏まえると、「太陽の末裔」の輸出額は100億ウォンに達すると見込まれる。 また、ドラマに登場した車種など韓国製自動車の輸出額が1500億ウォン、関連消費財の輸出額と海外からの韓流観光が1480億ウォンと、間接的な輸出額は2980億ウォンと推定された。間接的な生産誘発効果は5849億ウォン、付加価値の誘発効果は1951億ウォンに上る。これらを通じた雇用誘発効果は計4520人と見込まれる。 研究所は「文化コンテンツ産業は当該商品の輸出以外に、消費財輸出や観光効果、広告効果、国家ブランドの改善効果など間接的な誘発効果による経済的な付加価値創出が他の産業よりも大きい」と説明した。昨年の場合、文化商品100ドルの輸出で約230ドルの消費財輸出をけん引する効果があったという。mgk1202@yna.co.kr
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