長い列ができた会場前=30日、ロサンゼルス(聯合ニュース)
長い列ができた会場前=30日、ロサンゼルス(聯合ニュース)
【ロサンゼルス聯合ニュース】韓国文化の魅力を韓国企業の製品やサービス、K―POP公演とともに紹介する韓流イベント「KCON 2016 LA」が7月30日(現地時間)、米国・ロサンゼルスのステイプルズ・センターで開催された。 俳優イ・ミンホ、ガールズグループのI.O.I(アイオーアイ)やGFRIEND、男性アイドルグループSHINee(シャイニー)やBlock B(ブロックビー)などを見るために会場を訪れた約1万2000人のファンは韓国内と変わらない盛り上がりを見せた。 多民族、多文化都市のロサンゼルスでの開催とあり、公演会場には多種多様な人種、民族のファンが訪れた。また周辺の都市からだけでなく全米中からファンが訪れ、公演開始前に入場を待つ人の列が会場を2周するほど長く伸びた。 公演とイベントを全て楽しむことができる3日間通しのチケットは約90万ウォン(約8万3000円)と高額だが、イベント関係者によると、同チケットが最初に売り切れたという。 公演以外にもバーチャルリアリティー(VR、仮想現実)システムで韓流スターと並んで写真撮影を楽しんだり、練習してきたアイドルグループのダンスを披露したり、ビビンバやプルコギなどの韓国料理を味わうなどして、ファンたちは楽しそうに過ごしているように見えた。 同イベントの企画と運営を担当した韓国大手総合コンテンツ企業、CJ E&Mの関係者は「韓流ファンはすべての(アーティストの)ファンたちのリーダー」とした上で動画投稿サイト「ユーチューブ」を通じて音楽コンテンツを広め、個人の交流サイト(SNS)を通じコンテンツや経験を共有する文化を作ってきただけでなく、様々な面で模範的だと話した。 KCONが2012年にロサンゼルスで初めて開かれた当時の来場者は約1万人にとどまった。今年はアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ、千葉、フランス・パリ、米・ニューヨークに続く5回目の開催で、年内にさらに2公演を行うことで観客動員数20万人を目標にしている。また2020年以降には毎年10回以上の公演を行い、40万人以上の観客を動員することを目標にしているという。 KCONを通じ、海外市場への進出を目指す中小企業やクリエーターの参加も毎年増え、今年日本とフランスで開催されたKCONにはそれぞれ中小企業が約40社、ロサンゼルスには約90社の中小企業が参加した。 CJの関係者は、トレンドに敏感な世界の10~20代の若い消費者に韓国文化や韓国製品を体験する空間を提供することにより、潜在的な消費者を引き込む効果があると説明した。
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