シン・ヘチョル の最新ニュースまとめ
ソウル東部地裁で24日に行われた結審公判で、検察は「大韓医師協会などの機関における鑑定結果を見ると、手術とその後の治療過程において被告の不注意とシン・ヘチョル氏の死に因果関係が認められる」とし、業務上過失致死容疑で起訴されたカン・セフンに懲役2年を求刑した。
検察は「裁判の過程で被告は、シン・ヘチョル氏の死を本人の飲酒、無断退院などのせいだとし、自分の過失を否定したが、これは証明できなかった」と主張した。
カン・セフンは、2014年10月17日にスカイ病院の院長としてシン・ヘチョル氏に腸狭窄手術をした。検察はこの時カン・セフンの過失でシン・ヘチョル氏の小腸と心のうに穿孔ができ、これが腹膜炎と敗血症を誘発したと判断した。
また手術の2日後である19日に撮ったレントゲン写真からも小腸と心のうの穿孔、腹膜炎の発生を十分に疑うことができると見た。番組出演などを理由にシン・ヘチョル氏は20日に退院したが、再び腹膜炎などが悪化し、高熱と痛みを訴えて22日にソウル峨山(アサン)病院に搬送され、27日に亡くなった。
しかしカン・セフンは、捜査や裁判の過程においてシン・ヘチョル氏の死と自分の過失の因果関係を否認した。
24日の裁判で被告側は「19日にシン・ヘチョル氏は白血球の数値が落ち、高熱がないなどの様子を見せ、好転している状態だった」とし、「レントゲンなどで穿孔を確認したが、手術後に残った二酸化炭素と見ていたため、シン・ヘチョル氏を退院させた」と述べた。
続けて「回復していっていると思ったシン・ヘチョル氏が20日午後、腹痛と高熱を訴えて病院に来た時は、腹膜炎が疑われたので退院を止めた。ところがシン・ヘチョル氏が許可なく無断退院した」と主張した。
一方、検察側は「シン・ヘチョル氏は退院の際に7日分の薬をもらっており、どんなに退院を望んでも医師ならば退院できないようにし、注意深く治療するべきだった。被告の不注意だ」と反論した。
また被告側は「22日にシン・ヘチョル氏が峨山病院に搬送された時の医療記録を見ると、『最近飲み過ぎた』という内容の所見がある」と主張した。公判に証人として出廷した当時峨山病院の救命救急室に勤務していた医師のイ氏は「どんな経緯であのような文言が書かれたのか思い出せない」と答えた。
被告側は最終弁論で「手術とその後の治療過程においてカン・セフンはシン・ヘチョル氏の退院を引き留めており、シン・ヘチョル氏を注意深く治療しようとした。万が一、過失があってもわざと死に至らせようとしたものではない」と容疑を否認した。
また「全ての方にお詫びしたい」とし、「万が一、自分に過ちがあるなら、それに対する処分を受けるつもりだ」と述べた。
カン・セフンに対する1審判決は、11月25日午後2時にソウル東部地裁で行われる。
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