【ソウル聯合ニュース】スポーツ・芸術分野の男性功績者が特例で兵役を免除される制度は公平性に欠けるとして、見直しを求める声が出ている問題で、韓国文化体育観光部は5日、制度改善議論のためのタスクフォース(TF、作業部会)を設置した。 TFは芸術界やスポーツ界の意見を取りまとめ、兵務庁や国会など関係機関との議論に加わることになる。文化体育観光部の関係者は「主務機関の兵務庁が主導する兵役特例制度改善の議論に積極的に参加し、合理的な結論が出るよう努力する」と伝えた。 制度の見直し要求が強まったのは、先のジャカルタ・アジア大会で金メダルを手にしたサッカーや野球などの代表選手計42人が兵役を免除されることになったため。 現行の兵役法によると、スポーツ分野では五輪で銅メダル以上を獲得するかアジア大会で優勝した人、芸術分野では兵務庁長が定める国際コンクールで2位以内になった人などが兵役免除の特例を受けられる。これに対し、スポーツ選手や芸術家にのみ特恵を与えるのは不公平との指摘が出ている。 特に、人気グループの防弾少年団(BTS)が米ビルボードのアルバムチャートで2作連続の初登場1位を達成し、国威発揚に大きく貢献したにもかかわらず、兵役免除の対象になっていないと反発が強まった。 これを受け、兵務庁は兵役特例制度を全面的に見直すと表明。国会でも兵役法改正に向けた動きが活発化している。
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