スポーツ界の性的暴行根絶に向けた対策発表…加害者の処罰強化など=韓国
スポーツ界の性的暴行根絶に向けた対策発表…加害者の処罰強化など=韓国
女子ショートトラック韓国代表のシム・ソクヒ(21、韓国体育大)がチョ・ジェボム元代表コーチ(37)を性的暴行容疑で告訴した事件に関連し、文化体育観光部が9日午前、ソウル市内で記者会見をおこなった。

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 ノ・テガン第2次官は同会見で、スポーツ界の性的暴力根絶に向けた対策を発表した。

 ノ氏はまず「今回の事件を予防することもできず、事件発覚後も選手をまともに保護できなかった。選手や家族、国民に謝罪する」と頭を下げ、「これまで政府が掲げていた制度や対策が事実上、効果を見出せないことが証明された。スポーツ関連すべての制度と対策を見直したい」と述べた。

 文化体育観光部が明かした性的暴力への根絶対策は大きく分けて4つ。スポーツ界における性的暴行加害者の永久除名拡大など処罰の強化、性的暴行など体育分野の不正根絶特別調査を3月までに民間主導で実施、体育分野における性的暴行被害者サポート及び保護のための文教体育省スポーツ不正申告センター内「体育分野性暴行専担チーム」の構成、選手村での合宿訓練改善など安全条件と予防策を準備する計画だ。

 これを前にシム・ソクヒは先月17日、京畿南部地方警察庁にチョ・ジェボムを「児童・青少年の保護に関する法律違反(強姦傷害)」などの容疑で告訴した。シム・ソクヒの陳述によると、彼女は満17歳の2014年高校2年生の頃からチョ元コーチに性的暴行を受けていた。シム・ソクヒは小学生時代にチョ元コーチに見出された。だが昨年1月、チョ元コーチから暴行を受け選手村を離脱、コーチから受けていた暴行の事実を告白した。

 チョ元コーチは常習傷害などの容疑で懲役10か月の実刑判決を受け、法廷拘束された。その際シム・ソクヒは証人として出廷し、被害事実を涙ながらに述べ、厳罰を要求した。

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