ソウル西部地裁は19日午前、控訴審判決公判で、薬事法違反容疑で拘束起訴されたイ氏と検事側の控訴を棄却し、懲役10月を言い渡した原審を維持した。
一審でもイ氏に懲役10月を言い渡している。これにイ氏は刑が重いとし、検事は刑が軽いとして、双方が控訴した。検察は一審と二審ともに懲役2年を求刑した。
裁判所は「(被害者らの両親が)善処を求める嘆願書を提出した点は酌量するが、彼らの被害はほかの人に比べて大きくない」とし、「むしろこの事件で野球選手としての未来が不可能になった学生の場合、母親が厳罰を要請した」と明らかにした。さらに「すでに学生が(薬物服用で)烙印を押されている状況で、これを克服するためには努力と覚悟がより強く求められる」と説明した。
また「薬事法立法趣旨は、国民の自由に薬を販売することが不適切で、一定の試験を受けた薬剤師に認めるもの」とし、「被告人が自身の学生たちに何の罪意識もなく、投薬して販売した行為は、犯行方法や罪質がよくない」とし、イ氏と検事の控訴をすべて棄却した。
イ氏は自身が運営するユース野球教室で昨年から約1年間、数回にわたってユース選手らに違法に流通されているアナボリックステロイドや男性ホルモンを注射・販売した容疑で裁判にうつされた。イ氏が販売したり、販売目的で取得したりしたステロイドなどは2800万ウォンに達すると調査された。
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