「朴元淳氏の息子に勾引状を発行してほしい」…兵役不正疑惑提起側が要求=韓国(提供:news1)
「朴元淳氏の息子に勾引状を発行してほしい」…兵役不正疑惑提起側が要求=韓国(提供:news1)
故パク・ウォンスン(朴元淳)ソウル市長の息子、ジュシン氏の兵役不正疑惑が提起された。裁判にかけられた有名医師である東南圏原子力医学院のヤン・スンオ(梁承午)核医学科主任課長が、裁判所に一時帰国したジュシン氏の身柄を確保するよう要請した。

 法曹界によると、梁課長側はソウル高裁に証人期日および検証期日の指定申請書を出し、「ジュシン氏の証人尋問のため、勾引状を発行してほしい」と要請した。

 梁課長側は「ジュシン氏が父親の葬儀を終えて外国に出国する前に、証人尋問と身体検証が施行されるよう、期日を指定してほしい」と話した。また、「ジュシン氏は裁判所の証人喚問に応じない可能性が高いため、拘引状を発行してほしい」とも述べた。

 ジュシン氏は2011年8月、現役兵の入営の「1級」判定を受けて訓練所に入所したが、右大腿部の痛みで退所した。その後、病院で撮った腰の磁気共鳴画像(MRI)とレントゲン写真を兵務庁に提出し、12月に椎間板ヘルニアにより「4級」で公益要員の判定を受けた。

 当時、国会議員だった右派のカン・ヨンソク(康容碩)弁護士は兵役不正疑惑を提起したが、ジュシン氏は翌年2月、ヨンセ(延世)大学セブランス病院でMRIを撮るなど、公開検証を通じて疑惑を晴らしたと言われている。

 その公開検証の過程に対して疑惑を提起した有名医師の梁課長ら7人は、2014年6月4日の地方選挙を控え、朴市長を落選させる目的で‘ジュシン氏の兵役不正疑惑は事実’という趣旨の虚偽事実を流布した疑いで同年11月に裁判にかけられた。

 梁課長らに対して2016年、第1審は「朴市長の落選を目的に虚偽事実を公表した事実が認められる」と有罪を認め、罰金700万~1500万ウォン(約61万~131万円)を言い渡した。その後、梁課長らは無罪を主張して控訴した。そして、第2審の過程で、海外居住中のジュシン氏が韓国に一時帰国し裁判に出席するように求めてきたが、ジュシン氏は応じなかった。

 長男の裁判不参加に関して国会で質問を受けていた朴市長は、「息子が海外にいるため連絡が付かない」と答えていた。

 一方、ジュシン氏は父親の朴市長の葬儀2日目の今月11日、海外から韓国に入国した。裁判開始から初めての帰国である。

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