社会的距離の確保効果不足?防疫当局「ウイルス伝播しやすい環境」=韓国(画像提供:wowkorea)
社会的距離の確保効果不足?防疫当局「ウイルス伝播しやすい環境」=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国防疫当局が、首都圏の社会的距離の確保を2段階に引き上げてから2週間が過ぎたが、新型コロナウイルスの流行減少が微々たるものであることに対して、8月の夏季に比べて「環境的、社会的要因がウイルス伝播しやすい側面がある」と8日、評価した。

 クォン・ジュンウク中央防疫対策本部第2副本部長は同日、新型コロナウイルスに関する定例ブリーフィングで「8月末に私たちが経験したこととしては、ほぼ2週間後に(距離の確保が)ある程度効果が現れ、3週間後に流行の減少が確認された」とし、このように述べた。

 防疫当局は首都圏については先月24日から2段階を適用しており、去る1日からは首都圏に許可された2段階(2段階プラスアルファ)、非首都圏は1.5段階を一括適用した。

 しかし、その後も感染拡大傾向は鎮まらず、これを受けて防疫当局は同日から距離確保の段階を首都圏は2.5段階、非首都圏は2段階に引き上げた。

 この日も新型コロナウイルスの新規感染者は594人、海外からの入国者の感染28人を除いても、市中感染566人の感染者が追加された。

 クォン本部長は「8月当時は最高頂点が300人台前半や半ばに過ぎなかったため、今よりは状況が良かった」とし「夏季に比べて、新型コロナウイルス伝播が環境的・社会的要因がもっとあるのは事実」と説明した。

 続けて「全体移動量が減少したことは間違いないが、防疫規則がきちんと履行されていない部分も確かにあるため、防疫に対する警戒心をもう少し高めなければならない」と付け加えた。

 クォン本部長は「国民が距離の確保と防疫規則をきちんと履行するよう努力しながら、検査の拡大など、併合された追加的な措置が取られれば、2.5段階で確実に減少傾向が期待できるのではないかと判断している」とし、「疫学調査人員の増員や検査の拡充などを通じて、2.5段階に加えられた減少傾向の効果が得られるよう努力する」と強調した。


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