フランスでは 新型コロナウイルス感染症ワクチンの接種速度が予想より遅れ、エマニュエル・マクロン大統領に対して「政治的責任をとるべきだ」という圧力がかかっていると、フランスのAFP通信が4日(現地時間)報道した。

この報道によると、フランスでは今月1日基準で 新型コロナワクチンの接種を受けた人が516人にしか過ぎなかった。同様の時期に接種を始めたドイツの場合は、20万人あまりが接種を受けていることと比べると、非常に少ない数値である。

このような現状にフランス野党たちは「これは政府のスキャンダルだ」、「フランスが世界の笑いものになった」などと非難している。

最近 新型コロナに感染し回復したマクロン大統領自身も、このような接種の遅い速度に 私的な場で怒りを露わにしたと、現地の新聞が報道した。

この報道によると、マクロン大統領はエリゼ宮殿(フランスの大統領官邸)で側近たちに「家族が散歩するようなスピードでは、何の価値もない」、「これではいけない。スピーディで確実に変わらなければならない」と求めたことが伝えられた。

世論調査によると、フランス人の40%だけが ワクチン接種を望んでいるという結果が表れた。

現在 フランスでは、長期療養施設の居住者を対象にワクチン接種運動が進められているが、患者個々人の同意が必要なため 接種の速度が遅い状況である。

このような状況の中 フランス保健相は、ワクチン接種の速度を上げるべきだという圧力により、4日から「50歳以上の医療陣たちもワクチン接種を受けることができる」と発表した。

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