今月初め、ある韓国人が北京の空港に到着し、指定ホテルに隔離された後、強制的に肛門検査実施の通知を受けたという。その後、肛門検査専門要員が現れ「全員、ズボンとパンツをおろすように」と指示されたと主張している。
この韓国人は「女性や子どもも例外ではなく、全員が下半身の着衣と下着をおろさなくてはいけなかった」と明かした。
また、同じホテルで隔離中だった中国人は肛門検査の通知にも「特に反応がなかった」という。問題を提起した韓国人は、中国駐在韓国大使館に助けを求め、肛門検査ではなく便の提出検査により肛門検査を免れたという。
中国保健専門家らは「肛門・便検査は、通常の検査より精度が高い」と主張している。無症状感染者や軽症感染者は回復が早く、口腔や鼻腔のPCR検査では陽性がでない場合が多いが、肛門と糞便検査は精度が高いため、感染者検出率を高めることができると説明した。
一方で、この検査を受けた人々は「人権侵害」だと主張。ただし、個人の人権や自由より共産党の政策が優先される中国では、肛門検査は特に問題視されていないが、同検査を外国人に強要するのは問題があるのではないかとの主張が提起されている。
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