家庭内暴力の容疑者、逮捕中に突然死亡…警察が捜査=韓国水原市(画像提供:wowkorea)
家庭内暴力の容疑者、逮捕中に突然死亡…警察が捜査=韓国水原市(画像提供:wowkorea)
韓国で、家庭内暴力の容疑者が逮捕の過程で死亡する事件が発生し、警察が原因調査に乗り出した。

キョンギド(京畿道)スウォン(水原)南部警察署が10日発表したところによると、この日の午前5時10分ごろ、京畿道水原市にあるマンションのA氏(30代)宅から「家庭内暴力が起きているので助けてほしい。近所で騒音を通報したようなので、どうか出動してほしい」という内容の通報が寄せられた。

出動した警察が確認した結果、通報者はA氏の妻B氏だった。酒に酔ったA氏が家の中の什器類を壊し、B氏の顔にタバコの箱を投げるなどの暴行を働いたとして、A氏にわからないよう警察に通報していた。

B氏の要請により、警察がB氏と子どもを保護施設に分離措置しようとしたところ、A氏が「なぜ警察が割り込んでくるんだ」と警察官に向かって、家の中にあった植木鉢を投げつけるなど、乱暴な行動をした。

警察は公務執行妨害の容疑で抵抗するA氏の腕を後ろにつかんで制圧した後、手錠をかけて現行犯逮捕した。

ところが逮捕直後、A氏は顔色が青白くなり、呼吸ができなくなるなどの異常反応を見せた。警察は直ちに119番通報し、救急隊員が到着するまでA氏に心肺蘇生術を行ったが、病院に運ばれたA氏は午前7時ごろ死亡した。

検死の結果、A氏が死亡するほどの外傷は見つからなかった。

警察は国立科学捜査研究院に解剖を依頼し、正確な死因を確認する計画だ。

警察関係者は「B氏を通じてA氏が普段、血圧や高脂血症の薬を飲んでいるという事実を確認したものの、死亡に至るほどの基礎疾患があったかどうかはまだ確認されていない」とし「逮捕過程の適切性については、京畿南部警察庁の聴聞監査室が担当し、確認する予定だ」と述べた。

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