日本政府は今年5月末、米国のモデルナと多国籍製薬会社アストラゼネカの新型コロナウイルス感染症(新型コロナ)ワクチンを承認する予定だ。アストラゼネカ社とモデルナ社はそれぞれ2月5日と3月5日に厚生労働省にワクチンの承認を申請している。
29日付の日本経済新聞によると、日本政府のワクチン接種業務を総括している河野太郎行政改革担当大臣がこの日、テレビ番組に出演して「5月末にモデルナのワクチンが承認される。あるいはアストラゼネカワクチンが承認されるだろう」と明らかにした。
日本政府はモデルナワクチン2500万人分、アストラゼネカワクチン6000万人分を契約している。
モデルナおよびアストラゼネカのワクチンが承認されれば、この上なく遅れを取っている日本のワクチン接種速度も速くなるものとみられる。
日本は今年2月からファイザーのワクチンのみで接種を行っている。
この日、河野大臣はワクチン接種のスピードアップのため、各都道府県に大規模なワクチン接種所を設置し、モデルナワクチンを供給する計画に言及した。
これに先立ち、読売新聞や時事通信などは、日本政府が居住者でない人でも接種申請ができる大規模な接種所を東京と大阪に設けてモデルナワクチンを使用するという内部方針を決めたと報道した。
一方、河野大臣は与党である自民党の一部で「早朝や深夜を含めて24時間ワクチンの接種を可能にしよう」という提案が上がっていることに対しては慎重な反応を示した。
河野大臣は「午前2~3時にワクチン接種に来る高齢者がいるかどうか、救急病院のシステム問題も考えなければならない」と明らかにした。
Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 84