”飼育場から脱走”ツキノワグマの捜索中止「射殺の代わりに生け捕りに」=韓国(画像提供:wowkorea)
”飼育場から脱走”ツキノワグマの捜索中止「射殺の代わりに生け捕りに」=韓国(画像提供:wowkorea)
去る6日、韓国のキョンギド(京畿道)ヨンイン(龍仁)市の熊飼育農場から脱走したツキノワグマ2頭のうち、行方が分からない1頭は射殺の代わりに生け捕ることにした。

 8日、環境部と京畿道龍仁市の国立公園研究院南部保健センターは、追跡3日目の同日、ツキノワグマ捕獲方向に関する会議でこのように決定し、捜索を中止した。

 龍仁市は脱走した熊を生け捕るために、9日午前中に無人トラップ3か所と熱画像カメラ3台を熊が脱走した飼育農場近くと周辺農家に設置する予定だ。

 脱出した熊は農場で飼料を食べていて野生性がないため、逃走しても食べることができず、空腹になれば再び飼育農場に戻ってくる可能性が高いと判断している。また、飼育場近くから半径2キロ以内に「熊を発見した場合、龍仁市の環境政策チームに通報してほしい」という内容の50枚の垂れ幕を設置した。

 通報が寄せられたり、飼育場周辺に設置した熱画像カメラを通じて、熊の存在と位置が確認されれば、龍仁市の有害野生動物被害防止団が直ちに出動し、熊を捕獲することになる。

 市は脱走した熊が2頭ではなく1頭である可能性もあるが、ひとまず1頭が脱走しているという前提で捕獲に力を入れることにした。

 農場主が管理する帳簿上、2頭が脱走したと推定されるが、有害野生動物被害防止団が足跡などを確認した結果、1頭の脱走の痕跡だけが発見された。

 しかし、脱出後に雨が降り、熊2頭のうち1頭の足跡や糞便などの跡が流された可能性があり、農場主は2頭と主張しているため、早急には状況終了が決められなかった。
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