「辛ラーメン」が海外でより人気、韓国の売上高を初めて超える=韓国(画像提供:wowkorea)
「辛ラーメン」が海外でより人気、韓国の売上高を初めて超える=韓国(画像提供:wowkorea)
ノンシム(農心)は、ことし7~9月期までの海外におけるインスタントラーメン「辛ラーメン」の売上高が、韓国を超えたと発表した。1986の販売開始以来、海外の売上高が韓国を超えるのは初めて。

「辛ラーメン」の、ことし7~9月期までの世界における売上高は6900億ウォンで、うち海外の割合は53.6%(3700億ウォン)に達した。韓国人が好きな辛い味の「辛ラーメン」が海外で人気を得たのには「韓国的な味がもっとも世界的な味」という、農心による世界市場進出戦略が奏功したものとみられる。

「辛ラーメン」は韓国での販売開始の翌年である1987年に輸出を開始し、世界の舞台に登場した。これに先立ち1971年から米国ロサンゼルス地域にインスタントラーメンを輸出して海外市場の拡大を進めていた農心は、「辛ラーメン」の味を変えずに真っ向勝負を仕掛けた。

「辛ラーメン」はこれまでの数年間、韓国のインスタントラーメン市場が停滞するなか、海外で持続的な成長を遂げシェアを拡大してきた。昨年は新型コロナウイルスが拡大したことで、再度大きな成長の機会を得た。

農心は今回の成果を、新たな飛躍に向けた転機とみて、世界市場の拡大を加速する計画だ。とくにことし年末、米国第2工場が稼働開始すれば、米国とカナダはもちろんメキシコや南米地域まで供給量を増やし、より大幅な成長に期待できる。

「辛ラーメン」の韓国と海外を合わせた累積売上高は、ことし9月末に15兆ウォンに達した。これは韓国の食品業界における単一ブランドとしては初であり、また最大の記録となる。

Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 101