ワクチンパスがあれば、フィットネスジムや映画館は一日利用可能=韓国(画像提供:wowkorea)
ワクチンパスがあれば、フィットネスジムや映画館は一日利用可能=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国では来月1日から、ウィズコロナ(段階的日常回復)を目指して、防疫の規制が緩和される。最も大きな変化は、大勢の人が利用する施設では、ワクチンの接種証明書やPCR陰性確認書を提出しなければ利用できなくなる。

 韓国政府が29日発表した「段階的日常回復最終案」によると、来月1日からワクチンパスを導入する。政府の説明では、ワクチンパスが接種をすでに終えた人の日常回復を助け、未接種者を守るためには避けられないという。ワクチンパスが、ワクチン非接種者を相対的に差別する制度だという批判もあったが、政府はワクチンパスを最小限の安全装置と見ているようだ。政府は、施設によって1~2週間の導入指導期間を置き、現場での混乱を最小化する方針だ。

 これで、遊興施設・カラオケ・屋内ジム・サウナ・競馬・競輪・カジノなど、感染リスクの高い場所を利用する場合、ワクチン接種証明書、または陰性確認書を提出しなければならない。また、医療機関、療介護施設、老人福祉関連施設などでもワクチンパスが導入される。介護施設での面会や、訪問は接種者のみ許される。接種をまだ終えていない職員や看病人は、週1回のPCR検査が義務付けられる。新規入院患者もPCR検査を行い、陰性判定後に入院する。

 行事(結婚式、博覧会など)も、100人以上が集まる場合にはワクチンパスが必要だ。ワクチンパスがあれば、映画館や屋内ジムも一日中利用が可能だ。
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