”放映中止の声”高まる韓国ドラマ「スノードロップ」、協賛撤回した途端「注文急増」(画像提供:wowkorea)
”放映中止の声”高まる韓国ドラマ「スノードロップ」、協賛撤回した途端「注文急増」(画像提供:wowkorea)
韓国で、「歴史わい曲」として物議を醸しているJTBC土日ドラマ「スノードロップ」(原題:雪降花:snowdrop)の放映中止を要求する国民請願が登場し同意者数が23万人を突破した中、企業が協賛を撤回した途端、商品の注文が「急増」しているという。

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 オーガニック食品企業「サリジェマウル」は去る19日午後、公式ホームページで「JTBCドラマ『スノードロップ』商品コラボレーションの件をお詫び申し上げます」というタイトルで告知文を投稿した。

 同企業は「昨日放映された『スノードロップ』第1話にわれわれの商品であるトック(餅)が露出され、コラボ企業としてロゴが映った」とし、「昨年12月、自治体から紹介されドラマ制作チームから電話があった。トックを協賛してほしいという内容で、これまで一度も協賛経験のない私たちにとって、宣伝になるという期待から協賛を決定した」と説明。

 続けて「出演者とタイトルを聞いた際、どのような内容が制作されるかというところまでは説明を受けなかった」とし、「ドラマ『スノードロップ』が民主化の歴史をわい曲していると多くの視聴者が懸念していることを重く受け止め、担当者より協賛撤回を要請した」と明かした。

 その後、同企業は20日午前SNSを通して「昨日1日で、驚くようなことが起こった」と報告。

 同企業は「制作会社に対して協賛中断を申し出て、顧客へ謝罪したところ、その直後からたくさんの方々がわれわれに興味を示してくださり、普段とは比べられたないほど多くの注文が入った」とし、「驚くようなできごとにより、今週は発送が遅延する可能性があることをご了承願いたい」と伝えた。

 これに先立ち、去る19日、韓国大統領府の国民請願掲示板には「ドラマ『スノードロップ』の放映中止請願」という文章が投稿された。投稿者は「該当ドラマは放映前にも民主化運動を蔑視する内容で波紋を広げた。当時、制作スタッフは『全くそのような意図はない』としていた。しかし、1話で女性主人公はスパイである男性主人公を民主化運動の学生と誤認し、助け出した」と主張した。

 また、「民主化運動当時、根拠なくスパイとして拷問に遭い死亡した被害者が明確に存在する。こうした歴史的事実にもかかわらず、こんな内容のドラマを作ったことは民主化運動の価値を傷つけるものだと考える」と訴えた。

 さらに、「該当ドラマはOTTサービスを通じて世界各国で視聴することができ、外国人に民主化運動に対する誤った歴史観を植え付けかねない。これ以上、放映を強行してはならない。韓国は厳然な民主主義国家であり、こうした民主主義は努力なしに成り立ったのではない。多くの苦痛と犠牲を通じて勝ち取ったのだ。約30年が過ぎたいま、民主化運動の価値を傷つけるドラマの放映は当然中止されるべきで、韓国文化の影響力が拡大する現時点で放送界も歴史わい曲の深刻性を改めて考えたほうがいい」と付け加えた。

 該当請願は20日午前8時現在、同意者数が23万人を突破した。大統領府が回答する基準の20万人をはるかに超えている状況だ。

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