「モムチャン消防士」カレンダーで集めた1億ウォン、やけど患者の治療費に全額寄付=韓国(画像提供:wowkorea)
「モムチャン消防士」カレンダーで集めた1億ウォン、やけど患者の治療費に全額寄付=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国ソウル市消防財団本部は昨年11月9日に発売した2022年度「モムチャン(鍛え上げられた体)消防士」希望分かち合いカレンダーの販売収益金と寄付金が低所得やけど患者支援に使用されると2日、明らかにした。

 2022年度「モムチャン消防士」希望分かち合いカレンダー事業を通じて集められた寄付金は、販売収益金、民間企業の寄付金、社会福祉共同募金会連合募金などを合わせて計1億700万ウォン(約1000万円)だ。

 カレンダー制作には17人の現職消防士とオ・ジュンソク写真作家、GSリテール、SM Company、DOHANDSが参加した。各参加機関は昨年、デルタ株の拡散などで協力が難しい状況にもかかわらず、低所得やけど患者への助け合いを続けようと意見を一致させ、制作が行われることになった。

 寄付金造成にはカレンダーを購入した多くの市民の応援とともに、社会福祉共同募金会連合募金や漢江誠心病院、プロ野球球団LGツインズなどが参加した。

 寄付金は最近、新型コロナウイルス拡散によって別途の伝達式もなく、社会福祉法人である翰林(ハンリム)火傷財団に伝達された。低所得やけど患者の治療費として支援される予定だ。

 翰林火傷財団によるとこれまで「モムチャン消防士」希望分かち合いカレンダー事業を通じて、翰林火傷財団が支援したやけど患者は計209人。恩恵者らは主に経済的困難を経験した重症やけど患者で、カレンダー事業が始まった2015年から選ばれた。

 「モムチャン消防士」希望分かち合いカレンダーはこれまで8年間で9万5250部が販売された。秀英金や寄付金など総額8億8000万ウォンが造成され、翰林火傷財団に寄付されてきた。

 ソウル消防財団本部のチェ・テヨン本部長は「新型コロナウイルスで大変な状況でも低所得やけど患者支援に参加してくださった方々に深く感謝申し上げる」とし「今後もソウル消防は私たち社会の安全を守る役割を果たすとともに、分かち合いの文化拡散にも引き続き寄与していく」と述べた。


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