韓国産業通商資源部（経済産業省に相当）と米商務省はこの日、韓国のロシア・ベラルーシFDPR適用免除国に含む案を確定する内容の共同声明を発表した。
「FDPR」は、米国以外の外国企業が製造した製品でも米国が統制対象とする米国産ソフトウェアや技術を使用した場合、米政府が輸出を禁止できるようにした制裁条項だ。
FDPR免除が認められなければ、電子（半導体）、コンピューター、通信・情報セキュリティなど7分野57の下位技術を活用して作った製品をロシアに輸出する際、米政府の許可を受けなければならない。
両国政府は共同声明で「米商務省の産業安全保障局（BIS）は米国のロシア－ベラルーシ制裁規則の外国直接製品規制（FDPR）免除国が目録に韓国を追加した」とし「韓国は欧州連合（EU）加盟国と日本、カナダ、豪州、英国およびニュージーランドとともにすることになり、パートナー国に対するFDPR適用免除を通じて強力な輸出統制を履行するための多国間努力が強化されている」と明示した。
ムン・スンウク産業部長官は「韓国は同盟国としてロシアに対する輸出統制を強化し、ウクライナ事態を平和的に解決するための国際社会の団結した努力に共に参加することになった」とし「韓国のロシアに対する輸出統制参加努力と米国のロシア－ベラルーシFDPR免除国家リストに韓国を含む決定は韓米両国の堅固な同盟と互恵的なパートナーシップを示している」と評価した。
ヨ・ハング通商交渉本部長は「韓国はロシアの武力侵攻に対抗し、米国など国際社会と輸出統制措置及び経済制裁履行において、緊密に協力している」とし「韓国がロシア－ベラルーシFDPR免除国家目録に含まれたことを歓迎し、業界との協力の下に迅速かつ効果的な輸出統制措置を履行することを約束する」と述べた。
米商務省のジナ・レモンド長官は「われわれは権威主義に対抗し、民主主義の自決権、自由及び平和の原則と価値を守るために戦うウクライナ国民と大韓民国がともにするという約束を歓迎する」とし「前代未聞の多国間輸出統制連帯は、ロシアの侵攻に対しわれわれが迅速かつ厳しく、成功的に対応できるように保障する強力な要素」と付け加えた。
ドン・グレイブス副長官は「韓国がロシアのウクライナ侵攻に対抗しようとする国家の隊列に合流することを嬉しく思う」とし「韓国の同盟でありパートナー国の参加がロシアに対する輸出統制効果を極大化する一方、経済力と先端技術のリーダーシップを持った韓国の参加がロシアとベラルーシ戦闘力を弱めるのに実質的に寄与するだろう」と付け加えた。
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