「歌手チョン・ジュンヨン違法撮影」手抜き捜査した警察官、一審で執行猶予「意識的放任」=韓国(画像提供:wowkorea)
「歌手チョン・ジュンヨン違法撮影」手抜き捜査した警察官、一審で執行猶予「意識的放任」=韓国(画像提供:wowkorea)
「単に怠慢を超えて職務に関する意識的な放任や放棄に該当する」

チョン・ジュンヨン の最新ニュースまとめ

 韓国歌手チョン・ジュンヨン受刑者(33)の「違法撮影」事件をずさんに処理した疑いで裁判にかけられた警察官が、一審で懲役刑の執行猶予を受けた。

 法曹界によると、ソウル中央地裁刑事4単独のシン・ヒョクジェ部長判事は、虚偽公文作成・虚偽作成公文書行使、贈収賄、職務怠慢などの疑いで起訴された警察幹部A被告(57)に懲役6か月、執行猶予1年を言い渡した。これと共に罰金5万ウォン(約5000円)と追徴金1万7000ウォン余りも命じた。

 2016年8月、A被告はソウル城東警察署で女性児童青少年課のチーム長として勤務しながら、事件を担当した。

 当時、A被告は携帯電話の確保を求める上司の指示に従わず、犯行映像の確保なしにチョン・ジュンヨン受刑者を起訴相当で検察に送致した疑いを持たれている。

 A被告はその頃、チョン・ジュンヨン受刑者の弁護人から「携帯電話やフォレンジック資料の確認なしに事件を迅速に送致してほしい」と頼まれ、食事のもてなしを受けたという。

 それだけでなく、A被告はチョン・ジュンヨン受刑者の弁護人と共にフォレンジック会社に連絡して「携帯電話のデータ復元が不可能だという確認書を作成してほしい」と要求したが断られたため、結局、チョン・ジュンヨン受刑者の弁護人から「データ復元が不可能だ」という趣旨の確認書を受け取り、捜査報告書に添付していたことがわかった。

 裁判部はA被告と有罪と判断し「警察官として誰よりも清廉義務と誠実義務が要求されているにもかかわらず、捜査手続きを履行せず、形式的な起訴意見で送検した」と指摘した。

 続けて「A被告の行為は職務を誠実に遂行しなかった場合や疎かに職務を遂行しなかったことを越え、職務に対する意識的な放任や放棄にあたると言える」と叱咤した。

 ただし、裁判所はA被告が刑事処罰の前歴がない点、長期間警察として勤務し、特別な懲戒を受けたことなく誠実に勤務した点などを考慮して量刑を決めたと明らかにした。

 一方、チョン・ジュンヨン受刑者は懲役5年を言い渡され、2025年10月に出所する予定だ。

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