ハリス副大統領(右)と夫のダグラス・エムホフ氏(資料写真)=(EPA=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
ハリス副大統領(右)と夫のダグラス・エムホフ氏(資料写真)=(EPA=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ワシントン聯合ニュース】米ホワイトハウスは4日(現地時間)、韓国で10日に開催される尹錫悦(ユン・ソクヨル)次期大統領の就任式にハリス副大統領の夫で「セカンドジェントルマン」と呼ばれるダグラス・エムホフ氏を代表とする使節団を派遣すると発表した。 使節団は8人で、ほかにデル・コルソ駐韓米国大使代理、マーティ・ウォルシュ労働長官、アミ・ベラ下院議員(民主党)ら。マリリン・ストリックランド下院議員(民主党)、作家のミン・ジン・リー氏ら、韓国系の4人も含まれた。 米国は、歴代の韓国大統領就任式に国家安全保障担当の大統領補佐官や国務長官などの要人を送ってきた。ただ今回は、今月20~22日のバイデン米大統領の訪韓日程を考慮して使節団を人選したとみられる。 ブリンケン国務長官とサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)はバイデン氏の訪韓に同行する可能性が高い。また、ハリス副大統領が就任式に参列する場合、大統領と副大統領が10日足らずで相次ぎ訪韓することになるため、使節団の代表とするのは適当でないと判断したようだ。ファーストレディーのジル・バイデン氏はウクライナ問題に関連し5~9日にルーマニアとスロバキア訪問を予定している。 こうした事情を踏まえ、米国はホワイトハウスの「ファミリー」といえるセカンドジェントルマンを派遣することで、重要な同盟国の韓国に礼を尽くしたと受け止められる。 エムホフ氏は昨夏の東京パラリンピック開会式に政府代表として派遣されている。 一方、ウォルシュ氏は米政府の閣僚代表として使節団に加わったとみられる。 ベラ氏は下院外交委員会のアジア政策統括の小委員長で、米議会の知韓派グループ「コリアコーカス」でも共同議長を務めている。 使節団の8人のうち、韓国系が半数を占めていることも目を引く。 韓国人の母を持つストリックランド氏は、米議会に提出された朝鮮戦争の終戦宣言に関連した法案を支持するなど、韓国に関する立法活動に積極的に取り組んできた議員だ。 また、ミン・ジン・リー氏は夢と希望を求めて渡日した韓国人一家の姿を4世代にわたって描いたベストセラー小説「パチンコ」で知られる。同作を原作とした米動画配信サービス、アップルTV+(プラス)のオリジナル韓国ドラマ「Pachinko パチンコ」が現在、配信されている。
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