ボストン大学発表、妊娠初期、夏の流産の危険性が最も高い(画像提供:wowkorea)
ボストン大学発表、妊娠初期、夏の流産の危険性が最も高い(画像提供:wowkorea)
暑い夏に自然流産の危険が高まる可能性があるという研究結果がアメリカで発表された。

ボストン大学公衆衛生学部(BUSPH)が流産の危険性と季節との相関関係を調査した結果、夏場の6~8月に妊娠初期(8週間以内)の流産の危険が最も高かったと、デイリーメールが28日(現地時間)に報道した。

今回の研究は、アメリカ国立衛生研究所の支援を受けて2013年から調査が進められ、アメリカ人女性6000人を妊娠前から出産後6か月まで追跡調査方式で行われた。

月別に見ると、2月に初期流産の危険が最も低く、8月が最も高かった。妊娠初期の妊婦が8月に流産する危険性は、2月に比べて44%高かった。また、妊娠中のすべての時期で流産の危険は2月下旬に比べて8月下旬は31%高かった。

専門家らは、厳しい暑さやこれによる生活習慣などが流産の危険を高める原因になりうると見ているが、より多くの研究が必要だと述べている。暑さが具体的にどのように胎児に影響を及ぼすかは分からないが、理論的には妊婦の脱水、胎盤発達障害、子宮への血流変化などに暑さが影響を及ぼしかねないというのが専門家たちの意見だ。

ボストン大学公衆衛生学部は「熱は早産、低体温、死産など妊娠中に起こりうる危険な状況とも関連がある」とし「暑さに関連した医療指針と公衆保健メッセージは妊婦と赤ちゃんの健康に暑さが及ぼす影響を考慮しなければならない」と付け加えた。
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