広告界で活躍中のバーチャルヒューマン、生放送の番組出演へと活動の幅を広げる…「自然過ぎて怖いくらい」という反応も=韓国(画像提供:wowkorea)
広告界で活躍中のバーチャルヒューマン、生放送の番組出演へと活動の幅を広げる…「自然過ぎて怖いくらい」という反応も=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国で、主に広告で登場していたバーチャルヒューマンがテレビの生放送にまで進出し、活動の幅を広げている。

 今月1日に放送されたYTNの朝のニュース番組「ニュースライダー」には、バーチャルヒューマンのガールズグループ「Eternity」メンバーのジェインが出演。

 生放送で行われた10分間のインタビューで、ジェインは出演の感想やグループの紹介、バーチャルヒューマンの事例紹介など様々な質問に答えていき、「20年分、数十万枚のK-POPアイドルの顔データを学習したAIで、“ときめきチャレンジ”という理想のタイプワールドカップを通じて私たちが最終11人に選ばれ、Eternityとして活動することになった」と説明した。

 それだけでなく、ジェインはことし4月に発表したシングル「Paradise」のダンスも披露し、表情や動き、声まで自然だった。

 これを見たネットユーザーは「違和感が一つもない」、「技術がすごい」、「自然過ぎて怖いくらい」といった反応を見せた。

 先月21日に、ジェインは見えるラジオ放送にも生放送で出演している。このようにバーチャルヒューマンの生放送出演が可能なのは、ディープリアルライブ技術のおかげだ。

 ディープリアルライブ技術は、数十万枚の顔データをAIに学習させた後、アルゴリズムで作られたバーチャルヒューマンの顔を実際の人間の体にリアルタイム合成する技術。

 実際の代役の表情とバーチャルの表情の差を補い、リアリティーを高めた。

 制作会社パルスナインの関係者は「ジェインの顔の表現を実際の代役人間と比較しても遜色ないほどリアルで精巧に表現した。バーチャルヒューマンの顔を1秒当たり30フレームでリアルタイム合成をした」と伝えた。

 一方、バーチャルヒューマンによるガールズグループ「Eternity」は昨年3月に1stアルバム「I‘m real」でデビューし、8月に「No filter」、ことし4月には「Paradise」を発表している。


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