汗流し涙浮かべながら心肺蘇生を20分間、心肺停止の男性を救った韓国の野球少年が話題に(画像提供:wowkorea)
汗流し涙浮かべながら心肺蘇生を20分間、心肺停止の男性を救った韓国の野球少年が話題に(画像提供:wowkorea)
野球選手を夢みる韓国の野球少年が、ジムで心肺停止となった男性を心肺蘇生で救ったことがわかった。

 25日、KBSの報道によるとソウルの高校に通うコン・ドヒョク君(高校2年生)は自宅マンション内のジムで、心肺停止の状態で倒れていた50代男性のAさんを心肺蘇生で救った。

 当時、夏休み中だったドヒョク君は運動しようとジムに向かったところ、ドンという音とともに倒れたAさんを目撃。学校の授業で習った心肺蘇生を思い出し、すぐにAさんの呼吸状態を確認してから心肺蘇生を実施したという。

 学習したマニュアルの通り、近くにいた人に通報を要請し、AED(自動体外式除細動器)を持ってきてほしいと頼んだ。しかし、AEDを1〜2回作動させたが容態は好転せず、結局、救急隊が到着するまでおよそ20分間、心肺蘇生を続けた。

 現場に到着した救急隊によって病院に移送されたAさんは、12日間の入院を経て無事に退院することができた。

 一方、Aさんを救ってくれた男子高校生の存在を知ったAさんの妻が学校側へ「奨学金を寄付したい」と申し出たことから、この出来事が公になった。

 Aさんの妻は、夫を助けてくれたドヒョク君に謝礼を支払いたいと申し出たが、ドヒョク君が謝礼を丁重に断ったことから、Aさんの妻は学校側に感謝の意を伝えると共にドヒョク君の善行を知らせた。

 Aさんの家族はKBSのインタビューに応じ「現場に到着すると、汗を流して、涙を浮かべながら(心肺蘇生をする)男子学生がいた」とし、「医療関係者も『奇跡だ』と話し、『すばらしい幸運だ』と驚くほど(Aさんは)悪い状態だった」と明かし、ドヒョク君に改めて感謝を伝えた。

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