釜山市がBTSのコンサートに向け、関係機関と会議を開いた(同市提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
釜山市がBTSのコンサートに向け、関係機関と会議を開いた(同市提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【釜山聯合ニュース】韓国の釜山市は30日、2030年国際博覧会(万博)の釜山誘致に向け広報大使のBTS(防弾少年団)が10月15日に行う観客10万人規模のコンサートに、海外から3500人以上を招待する方針を固めた。残りの無料入場券の扱いについてはBTSの所属事務所側が近く告知する予定だ。市は、コンサートに備えて朴亨ジュン(パク・ヒョンジュン)市長の主宰で同日開催した関係機関との会議の結果を伝えた。

 万博の開催地は博覧会国際事務局(BIE)加盟国の投票で選ばれる。釜山市は、BIE加盟国のうち韓国が在外公館を置く国から要人とその家族を釜山に招く計画だ。

 コンサート会場には5万席の座席を設置し、残りの5万席は立ち見席とする。 

 会場は釜山市機張郡・日光にある民間企業の事業所跡地で、アクセスが良くないことから、市は交通対策を講じる構えだ。

 物資輸送に使われていた接岸施設を利用し、釜山駅に近い釜山港国際旅客ターミナルからクルーズ船や快速船などで観客を輸送する案を検討している。ソウル近郊の仁川空港とソウル・金浦空港をそれぞれ釜山・金海空港と結ぶ路線の増便や、会場に近い日光駅を経由する鉄道・東海南部線の運転間隔の短縮、収容台数2万台の臨時駐車場の設置と会場までのシャトルバス運行なども積極的に検討する。

 市は、宿泊施設を巡るトラブルなど、不公正な商行為を防ぐための点検・指導、啓発活動にも取り組む。


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