19歳ユーチューバー「民主党議員19人を告発する、特殊公務執行妨害罪で」=韓国(画像提供:wowkorea)
19歳ユーチューバー「民主党議員19人を告発する、特殊公務執行妨害罪で」=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国YouTuberのヤン・デリム(19)君が、共に民主党議員19人を特殊公務執行妨害の疑いで告発した事件に対して検察が本格捜査に乗り出した。

 26日、ソウル中央地検刑事1部はユーチューブチャンネル「ヤン・デリム研究所」を運営するヤン君が告発した事件について本格的な捜査に着手したと明らかにした。先立ってヤン君は20日、共に民主党のパク・ホングン院内代表など民主党議員19人を特殊公務執行妨害疑惑でソウル中央地検に告発した。

 これは民主党議員たちが19日、党本部内の民主研究院押収捜索を防いだことに伴うものだ。ソウル中央地検反腐敗捜査3部は、民主党のイ・ジェミョン党代表の最側近とされるキム・ヨン民主研究院副院長を政治資金法違反の疑いで逮捕し、ヨイド(汝矣島)の民主研究院に対する家宅捜索令状の執行に乗り出した。この過程で民主党議員たちは国政監査を中断し、党本部前で押収捜索を阻止した経緯がある。

 これに対してヤン君は「適法に発付された令状により押収捜索に乗り出した検察関係者たちを民主党議員たちが阻んだのは、団体または多重が威力で検事および検察捜査官の犯罪捜査に関する正当な職務執行を妨害したものであり、特殊公務執行妨害罪が成立する」と指摘した。

 続けて「正当な公権力の執行に対して民主党議員が集団で行った押収捜索妨害は、共同体の生存と公営のために用意された法と制度の守護のために厳禁されなければならない危険な行動であり、その不法性と社会的害悪性が非常に重大だ」と主張した。

 それと共に「被告発人たちは国民を代表する現役国会議員たちとして法を制定する役割をする立法者であるにもかかわらず、積極的に法に違反することによって司法秩序を無視したため、罪質がきわめて不良で厳重に処罰されなければならない」と強調した。

 一方、キム副院長は前の大統領選挙予選候補登録時である2021年4〜8月、ユ・ドンギュ元城南都市開発公社企画本部長などから4回にわたり8億4700万ウォン(約8750万円)を授受したという疑惑を受けている。
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