<梨泰院事故>29年前に惨事を経験した香港...安全なハロウィンを楽しむ(画像提供:wowkorea)
<梨泰院事故>29年前に惨事を経験した香港...安全なハロウィンを楽しむ(画像提供:wowkorea)
154人が命を失った韓国イテウォン(梨泰院)の惨事が発生した翌日の30日(現地時間)、香港最大の繁華街であるランカイフォン(蘭桂坊)はハロウィンを楽しみに来た人々でにぎわった。香港では29年前に蘭桂坊で転倒事故によって21人が死亡した事故が起きた後、警察当局が樹立した安全対策が徹底的に守られている。

サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)は、警察の徹底した安全対策の樹立によって、この日蘭桂坊通りに人が集まったハロウィン祭りでは、梨泰院での惨事のニュースが影響を及ぼすことはなかったと報じた。

これに先立ち、香港は1993年、新年のカウントダウンのため集まった人々が蘭桂坊に殺到し、21人が転倒事故によって死亡する事故が発生した。香港警察はこの事件を機に人が混雑する時の備えとして徹底した安全対策を用意した。

香港警察はこの日、蘭桂坊では地域の一部道路を閉鎖し、随所に一方通行の案内表示とバリケードを設置する措置を施行した。また、緊急時に利用できる非常通路も確保した。

夜が深まり人々がさらに多く集まってくると、警察は蘭桂坊へ向かう迂回路を案内し、蘭桂坊に進入できる人員を15~20分間隔で規制した。また、数回の放送を通じて、蘭桂坊に集まらず、他の所に行ってほしいと呼びかけた。

香港警察はこの日、安全対策と関連して「ソウルでの惨事以降に取った特別な措置ではなく、毎年実行してきた混雑規制マニュアルだ」とし「われわれはマニュアルを通じて、数年間にわたって蘭桂坊の混雑に対応してきた」と伝えた。
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