去る29日夜の韓国・梨泰院「ハロウィン圧死惨事」が発生した近くの様子(画像提供:wowkorea)
去る29日夜の韓国・梨泰院「ハロウィン圧死惨事」が発生した近くの様子(画像提供:wowkorea)
韓国与党“国民の力”は1日、ソウル・イテウォン(梨泰院)の“ハロウィン圧死惨事”に関してフェイクニュースなどの不適切な情報を警戒し「事態の収拾が優先だ」という点をあらためて強調した。一方野党“共に民主党”(民主党)は、ユン・ソギョル(尹錫悦)大統領など政府要人たちの発言を批判し「政府責任論」を取り上げている。

イ・サンミン の最新ニュースまとめ

国民の力のチュ・ホヨン(朱豪英)院内代表はこの日の院内対策会議で「梨泰院事故に関するフェイクニュースが多く生産されている」とし「フェイクニュースは、遺族に対する2次被害だけでなく国民の分裂と不信を煽り、多くの社会的費用を使うようにする」と語った。

チュ院内代表は、イ・サンミン(李祥敏)行政安全相の発言などに基づいた民主党による政府責任論について「(イ行政安全相の発言が)適切な発言だったとは考えない」とし「ただ哀悼期間は政争を止め、事故の原因や責任問題についてはその後に論議されることだろう」と付け加えた。

一方民主党は、政府要人たちの責任回避的な発言を問題視し「政府責任論」に拍車をかけている。

民主党のパク・ホングン(朴洪根)院内代表は、院内対策会議で「今回の惨事に対し責任をもって収拾しなければならない政府の要人たちの不適切な発言が、国民たちの怒りを増幅させている」とし「連日の責任回避的な発言により物議の中心となったイ行政安全相は、すでに与党内でも罷免を求める声が出ているほどだ」と語った。

また「事故発生から6時間後に声明を発表したソウル・ヨンサン(龍山)区庁長も『主催者がいないので祝祭ではない現象だ』と責任回避的な発言をしたことは衝撃的だった」とし「市民の安全に対しかぎりなく責任を負うべき中央政府の担当閣僚と中央政府の区庁長として、大型惨事をあらかじめ防げなかったのなら自重しなければならない」と強調した。

さらにパク院内代表は「尹大統領の発言も不適切だ」と指摘した。

ホン院内代表は「尹大統領は、まるで主催者のいない行事だったため事故が発生したかのように、その原因を制度のせいにする発言をしたことも、国家の哀悼期間において非常に不適切だった」とし「行事の主催者がいなければ、現災難安全法の大原則にしたがって政府当局が乗り出すべきことだ」と語った。

Copyright(C) herald wowkorea.jp 96