イ・ヒャン作家と作品(画像提供:wowkorea)
イ・ヒャン作家と作品(画像提供:wowkorea)
韓国最大のアートマーケット美術祭である「2022ソウルアートショー」が21日~25日、ソウル・カンナム(江南)区・COEXで開催され、多くの美術家やコレクターの関心を受けながら成功裏に終了した。

 「ソウルアートショー」は「みんなのための芸術」をモットーに始まったアートフェアで、ことしで11回目を迎えた。韓国と海外の150の有名ギャラリーの多様な作品や彫刻、映像、版画など美術の全ジャンルを含み、ダミアン・ハースト(イギリスの現代美術家)やアンディ・ウォーホル(米国の芸術家)、デイヴィッド・サーレ(米国の美術家)、ペク・ナムジュン、イ・ウファンら世界的に有名な巨匠の作品を1度に見ることができるため、美術愛好家の関心を受けた。

 開幕初日から多くの観覧客が会場を訪れ、実際の作品販売までにつながり、美術愛好家たちの高い関心と熱気で満たされた。

 特に、イ・ヒャン作家は韓紙を材料にし、仏教の長寿を祈願する理念と無我思想を西欧式の油絵で表現、古い瓦かわらの表面に絵を描く作品も視線を引きつけた。また、新人のsong Milinae作家の高層ビルにあるロープを素材にした「蘇生する」という作品も目に止まった。

 韓国美術界はことし、「5000年の歴史で最高に華麗な年」という言葉が通じるほど注目された。市場取引を集計する芸術経営支援センターによると、ことしのギャラリー売り上げは5021億ウォン(約522億円)、競売は2420億ウォン(約252億円)、アートフェアは3020億ウォン(約313億円)と推算された。合算額は1兆461億ウォン(約1085億円)で、公開市場に対する推定値のみで1兆ウォンを上回った。韓国美術市場全体の規模が1兆ウォンを超えるのはことしが初めてだ。

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