尹大統領(資料写真)=(聯合ニュース)
尹大統領(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が各官庁から受けている業務報告の場で、国政方針のキーワードとして▼企業・市場▼輸出▼デジタル▼自由・連帯――を挙げている。 大統領室の李宰明(イ・ジェミョン)副報道官は6日の記者会見で、18の部から受ける業務報告が先月21日に企画財政部を皮切りに始まり、残り8部になったと伝えた。 李氏によると、尹大統領は業務報告を受けるたびに、短くて9分、長くて28分ほどの総括を行っており、これを通じて国政方針を説明しているという。 最初のキーワードである「企業・市場」について、尹大統領は企画財政部の業務報告で、政策とは政府が市場を造成し、企業がその市場で収益を創出する過程で公的目標を達成することだと規定した。 中小ベンチャー企業部の業務報告でも、市場の公正かつ効率的な動きを支援することが政府の役割であると強調した。環境部の業務報告では炭素中立(カーボンニュートラル)などを例に挙げ、技術で規制を緩和すれば、規制の産業化・市場化が可能と指摘した。 尹大統領は業務報告のたびに輸出増加の重要性を前面に掲げた。 経済危機を「輸出ドライブ」と「スタートアップコリア」のツートラックで突破しなければならないと強調し、すべての官庁が輸出増に向け努力しなければならないと指示した。 各官庁が輸出や産業、技術を扱うという認識を持ち、インフラ建設、原発、防衛産業などの輸出を強化し、再び飛躍する土台を作らなければならないという構想だ。 デジタルも業務報告の場で一貫して語られたキーワードだ。 尹大統領は未来に備えるためデジタル改革が重要であり、デジタル技術の高度化が必要と強調。第1次・第2次産業でも、デジタル改革を通じて高い付加価値を創出することができると指摘した。 国政の哲学である「自由と連帯」も強調した。 李氏は「すべての政策の土台には自由と連帯の精神が含まれなければならないという意味」とし「自由は多様性を、多様性は創意を、創意は革新を、革新は経済的飛躍をもたらすというのが大統領の考え」と説明した。
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