「スラムダンクブーム」で中古グッズが値上がり＝韓国

韓国の会社員のイム某氏（39）は、所有していたスラムダンクの漫画31冊セットを最近、ある中古取引プラットフォームを通じて15万ウォン（約1万5500円）で販売した。3か月前の相場だった6万～7万ウォン台に比べて2倍以上の収益を上げた。イム氏は「小学校の時からスラムダンクマニアだったので、全巻の『読み物用』と『所蔵用』を持っていた」として「読み物用の漫画を売ろうとアップしたところ、思った以上に連絡が多くてスラムダンクの最近の人気を実感した」と話した。

イ・ウン の最新ニュースまとめ

　イムさんのように、スラムダンク中古グッズの取引をする人が増えている。アニメ「THE FIRST SLAM DUNK」の興行に便乗して小遣い稼ぎに乗り出した人たちだ。最近劇場公開された同映画の累積観客数が23日基準で340万人に迫り、人気が続いている。

　映画の人気に支えられ、グッズを買おうとする人が増え、中古取引市場で漫画本の価格は上がり続けている。劇中の主人公が履いていたスニーカーなどの中古取引も活発だ。会社員のカン某氏（37）は、「ジョーダン6インフラレッド」24.5mmのスニーカーを所蔵用として持っていたが、中古取引マーケットで14万ウォンで売った。映画公開前は3万ウォン台でも取り引きされていた商品だった。

　仁荷大学消費者学科のイ・ウンヒ教授は「『THE FIRST SLAM DUNK』の感動でグッズを買おうとする人々と、景気悪化で何でも売って金を稼ごうとする人々のニーズが同時作用したものと見られる」と話した。