3・1節に「日章旗」掲げた住人により「騒然」とした世宗市＝韓国

韓国セジョン（世宗）市のあるアパートの住民が、3・1節（1919年3月1日の三・一独立運動を記念する日）に、太極旗（韓国の国旗）ではなく日章旗を掲げたことで、隣人たちとの対立が激化している。

4日、世宗市のマムカフェ（主に30～40代の女性会員で構成されているインターネットカフェ）などによると、日章旗を掲げた住人とみられる人が2日、マムカフェに投稿した。

この人は「日の丸（日章旗）を掲げた家の妻だ」と自身を紹介し「あらゆる悪口雑言と不法行為は、非常にみるに堪えなかった。左派たちが騒ぎ立てた日だったようだ」とつづった。

1日午前、世宗市のあるアパートの住人がバルコニーに日章旗を掲げたことが、その後広まった。これに対し隣人たちはこのアパートを訪ね抗議し、インターネットにも日章旗掲揚を批判する内容が投稿されたことから、この人（自称、渦中の家の妻）はこれを指摘したものとみられる。2日にはある市民団体が「3・1節に日章旗を掲げた売国奴」「日本に帰れ」などのスローガンを叫び、抗議集会を開いた。

この人は「運動圏（社会変革運動に積極的に参加する活動家）は、自分の夫を放っておいて女性と戦う。それだから共に民主党（野党）は嫌いだ」とし「あなたが投稿してくれたおかげでしっかり告訴できた。韓国だから罰金刑で済むだろうが、合意はしない」とさげすんだ。

世宗南部警察署によると、“国民申聞鼓（オンラインの国民参加ポータルサイト）”を通じて2日「家に来て抗議した人たちを処罰してほしい」という請願が申請されたことで、捜査チームに事件が割り当てられた状態である。

一方、隣人たちは「太極旗掲揚運動」まで起こしている。